カタルーニャ・ダービー


共に不調通しの一戦。約1ヶ月勝てないバルサと、4連敗のエスパニョール。
ダービーとはいえ、腑抜けた試合になりそうな予感w
もはや逆転優勝が風前の灯、絶対に勝利しなければならないバルサ
ホーム・カンプノウで、昨年3連覇を打ち消したエスパニョールを料理できるでしょうか・・・。


では両チームのスターティングです。



              バルデス


          プジョル    ミリート
ザンブロッタ                    シウビーニョ


              トゥーレ


          シャビ     グジョンセン


ドス・サントス                   ボージャン
              エトー





              タムード


  コロ        ルイス・ガルシア       ルフェテ


         モイセース     アンジェル


  チカ                       サバレタ
         トレジョン     ジャルケ


               カメニ




共にお馴染みとなった4−3−3と4−2−3−1。
デ・ラ・ペーニャが出てれば面白いんですが、今季は怪我がちでろくに出場できていない状態。
残念極まるな〜・・・。


バルサはユナイテッド戦を睨んでイニエスタ、メッシを温存。
アンリも温存というべきでしょうか。悩むところですww
主審はペレス・ラサさん。



・さて試合開始。いきなりエスパニョールがセットプレーのチャンス。
しかしモイセースのヘディングは枠の上に外れる。
バルサはこのルイス・ガルシアプレースキックには注意したい。
最初から目についたのは、ミリートのドリブルでの持ち上がり。
キミはペペかい?と言いたいところだが、バルサ破りが全世界に知れ渡っている中、これは有効だと思う。
というか、なぜ今まで誰もやらなかったのか理解に苦しむが。


・8分。バルサの最初のチャンスはゴール正面好位置でのFK。
しかしシャビのシュートは落ちきらず、枠の上。


・今日はエトーグジョンセンというプレスをしっかりかける選手が先発起用。
さらにFWも若い2人が入っていることで、高い位置からのプレスが機能している。
あとはラインを上げるだけだが・・・。


・18分、ショートカウンターからボージャンがシュートもゴール左に外れる。
やはりプレスが機能しているため、奪ってからの早い攻撃ができている。


・21分、エスパニョールの反撃。モイセースのシュートは阻まれるも、
シュートまでのパス回しはなかなか良かった。


・24分、攻勢を強めるバルサエトーのスルーパスグジョンセンが抜け出しシュート!
しかしここはカメニがナイスセーブ。
さらにザンブロッタが左足で凄まじいミドルを打つも、クロスバーをかすめる。


・まだまだ続くバルサの怒涛の攻撃。
シウビーニョのクロスに2列目から入ってきたシャビがヘッド。しかし惜しくも枠の上。
そろそろ1点がほしいバルサ


・このまま攻勢が続くかと思われたが、この後はペースダウン。
いつものダメダメな感じに戻っていき、大した見せ場もないまま前半が終了。


【前半総括】
エスパニョールは完全に防戦一方。決定機は0。
ポゼッションも大きく下回り、手も足も出ない状態か。
両サイドのリエラ、バルドが揃って不調でスタメン落ち。
さらにタムードがボールに触れもしない状態では仕方ないか・・・。


バルサについてだが、ここでは私が思うグジョンセンバルサにもたらすメリット・デメリットについて書きたい。
まずメリットだが、これは言うまでもなく2列目からの積極的な飛び出し。
この形で前半に決定機を作っているし、彼が前線に顔を出したときには
苦しい状況でもとりあえずクロスが放り込める。これは大きな利点だと思う。
相手がボールを持っているとき、一人プレスに行くエトーに続いて連動して取りにいこうとするのも
グジョンセンだけだった。中盤が間延びしきっているので、悲しいくらいに効果がなかったけど。


続いてデメリット。これはメリットと反対なのだが、
彼が前に行くと左サイドで崩すための形ができない。
一度前に行ってしまうとしばらく戻ってこないので、
仕切りなおしになったときに左サイドのトライアングルが一つ減ってしまう。
もう一つは個人的なことだが、バイタルエリアで受けたときにシュートの意識が足りない。
ミドルを打ってラインを上げさせれば、エトーが飛び出すためのスペースが生まれるため、
ここは是非徹底してほしいところ。
というか、グジョンセンミドルシュートを見た記憶はないw



・後半開始にあたって、バルサはなんと2枚代え。
ドス・サントス⇔メッシ、グジョンセンイニエスタ
なんて可哀想なグジョンセン・・・。もうちょっといてほしかった。


・1分、さっそくメッシが突進。
お得意のシャビとのワンツーで抜け出しシュートも、カメニがセーブ。


・さらに2分、ミリートから始まりイニエスタ、シャビ、メッシと渡り、最後はエトーがシュート。
しかしこれもカメニがファインセーブ。
ゴールにはならなかったものの、一連の流れは素晴らしかった。
ゴールの予感が漂い始める。


・6分、イニエスタエトーがコンビネーションで突破を図る。
ワンツーからイニエスタがつぶれたこぼれ玉がエトーの元へ。
エリア際からフリーでシュートも、枠の左に外れる。決定的だっただけに、絶対に決めたいシュートだった。


・ここまでのバルサは攻守の切り替えが早く、高い位置でボールをリカバリーできている。
しかし、通例どおりなら終盤には足が止まって反撃を許すので、早くリードを奪いたいところ。
ボージャンはやはりサイドでは生きないか。SBを使うのがヘタだ(笑)


・13分、エスパニョールが2人交代。
ルイス・ガルシア⇔エベルトン、ルフェテ⇔リエラ。
リエラは左に入り、コロが右、エベルトンとタムードは2トップに近い形にシステム変更。
その直後、メッシからエトーに渡りシュートも、またしてもカメニがストップ。
今日はカメニの日なのか、エトーの日じゃないのか・・・。


・20分、バルサは3人目の交代。プジョルマルケス
最終ラインからのフィードを狙ってのものか?


・25分頃、全員でガッチリ守るエスパニョールを攻めあぐねる状態が続く。


・28分、久しぶりのエスパニョールの攻撃。
カウンターから分厚い攻めを見せ、最後はサバレタがシュートするもバーの上。


・36分、左サイドをエトーとシウビーニョがコンビネーションで突破。
エトーの折り返しにボージャンが飛び込むもわずかに合わせられずクリアされる。
これは最後まで付いていったDFを褒めるしかないか。


・40分、タムード⇔スミリャニッチ
昨年、優勝を奪っていったタムードにものすごいブーイング。
この直後に出たポゼッションはバルサ68%エスパニョール32%。


・42分、イニエスタのクロスにエトーが飛び込むも、ヘディングは空振り。
今日はエトーの日ではない、が正解のようだ。


・ロスタイムは3分。しかしこのまま終了。
イエローカードバルサ6枚エスパニョール8枚の合計14枚。
ダービーらしいと言えばらしい。しかしよく退場者が出なかったものだ。


【後半総括】
終盤になるとやはり足が止まり始めたバルサ
やはり後半直後の流れのまま先制できなかったのが最後まで響いた形。
後半にいきなり2人代える積極策も実らず、勝ち点1を加えるだけに留まった。
この日のWorst of the matchは、残念ながらエトーということになるだろうか。
決定的なチャンスでことごとくカメニに当ててしまった。
ここまで決めれないエトーは久しぶりではないだろうか。
後半の途中からボージャンとポジションを入れ替えていたのは良かったが。


ミリートは後半になるとドリブルでの持ち上がりが消えてしまった。
代わりに相変わらずシャビとイニエスタが下がってくるいつもの展開。
それをやったら相手の思う壺だってことがなぜわからないのか・・・。
いっそのこと両サイドにロングボールを蹴ってしまった方がいいと思うのだが。
マルケスほどフィードに自信がないからか?


エスパニョールは見せ場がまったくなかった。
シーズン前半はあれほど勢いがあったのに、完全にガス欠か。
リエラ、バルドが不調だとやはりこのチームは苦しい。
両サイドの突破が生命線だし、カウンターのキレも鈍る。
デ・ラ・ペーニャがいればキラーパス一発でタムードが抜け出して・・・という形も作れるだろうが、
いない人のことを言っても仕方ないか。


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