第2節バルセロナvsオサスナ


バルサ今季初観戦です。
対戦相手は昨季4位と大躍進を遂げたオサスナ
そしてバルサは伝統的にスタートがよろしくないということで、
苦戦するだろうなぁと思っていました。

しかししかし、素晴らしかったですね。
前半45分だけで勝負がついてしまいました。
開始わずか2分の先制点でほとんど勝負の行方は決してしまいましたが、
それでも前半だけできっちりトドメを刺すところはチームの成長が伺えます。
あえて小言を言わせてもらうならば、6−0ぐらいにしてほしかったということでしょうか。
実際両チームの間にはそれぐらいの差があったし、
内容的にも6−0で全然おかしくなかったですからね。


では幾つかプレイバックしてみたいと思います。
まずは開始早々の先制点。
これは素晴らしかったですね。
複数の選手が同時に絡む素晴らしいコンビネーション。
ロナウジーニョに渡った瞬間に絶妙のタイミングでオーバーラップを仕掛け、「外」という選択肢を増やしたシウビーニョ。
DFをギリギリまで引きつけ、一瞬相手の呼吸を外したパスを送ったロナウジーニョ
その後のリターンパスのトラップも流石としか言い様がありません。
そして確実に押し込める位置にいたエトー
う〜ん、ワンダフォー(笑)
これだけキレイに決まると本当に気持ちいいですね♪


26分にはDFのミスを突いたエトーがループで決めて追加点。
さらに37分にはエトーが素早いチェックでGKのミスを誘い、
フリーでエリア内に侵入してきたメッシへパス。
これを憎らしいくらい冷静にGKの股間を抜いてゴール。
生意気〜〜(笑)


これで試合は決着。
後半45分は必要ありませんでした。
一方オサスナの攻撃はまったくいいところがありませんでしたね。
ソルダード、ラウール・ガルシアが何もさせてもらえず。
この2人は期待の若手とはいえ、まだまだ駆け出し。
百戦錬磨のテュラムマルケスの相手になりませんでした。
左サイドのデルポルテは運動量が多く、
スペースへのフリーランも多く頑張っていたんですが、孤立無援。
右サイドの2人は試合を通していたのかどうかすらわかりませんでしたね。
ミロシェビッチは体調が悪かったのでしょうかね?
後半開始からでも彼が投入できていればもう少し抵抗できていたかもしれません。
しかしそれでもバルサのゴールネットを揺らすことは無かったでしょう。
それほどこの日もバルサは攻守に完璧でした。



この試合のバルサの試合運びを見て
①シャビの存在の大きさ。
②チームの成長
という2点を感じることができました。


まず①ですが、昨季と比べてデコの出来が違い過ぎました。
シャビ離脱後の彼は攻守における負担が大きく、
満足のいくプレーを見せられた試合がほとんどなかったんですね。
相方のボメルがろくに守備をしない+ゲームの組立もできない、なので当然ですが。
ですがシャビがいることでゲームの組立(リズムチェンジ、ボールの配給)
でのデコの負担が激減しました。
ボメル、エジの2人にパスセンスはありませんから、
デコがボールを受け、捌き、フィニッシュにも絡まなければなりませんでした。
しかしこの日はまずシャビがボールをもらい、1タッチ、2タッチで
テンポよくボールを捌いてくれました。
長短織り交ぜた正確なパスでオサスナDFの穴を効果的に突いてくれましたね。
さらに攻守バランスの舵取りもシャビの得意分野です。
何人が攻撃に絡んでいるかを瞬時に見極め、
枚数が足りないときには上がる。足りている場合には下がってDFの枚数を増やす。
この舵取りが絶妙でした。
負担の減ったデコは思う存分能力を発揮してくれましたね。


そして②ですが、中盤の成長ですね。
バルサの攻撃はデコ、シャビにボールが渡ったときに最もいい形をつくることができます。
そして彼らにボールを配給するのはエジミウソンです。
なので対戦相手はDFラインでのボール回しを無視し、
エジミウソンにボールが入った瞬間に潰しにかかっていました。
これによりシャビ、デコにボールが渡る機会が激減し、行き詰ることが多かったんですね。
しかしこの試合ではエジ、シャビ、デコのトライアングルが自由自在に形を変え、
最初にDFラインからパスを受ける選手が目まぐるしく入れ替わりました。
今まで3トップが非常に流動的にポジションを変え、
相手を揺さぶっていましたが、
今季はさらに中盤でも頻繁にポジションチェンジを行い、
攻撃を組み立てることができるようになっています。
これからバルサと対戦するチームは昨季と同じ方法ではオサスナの二の舞でしょうね。



それから新加入選手について。
まずテュラム
落ち着き方がハンパないですね。
プジョル不在をまったく感じさせませんでした。
タイプも違いますし、マルケスも加えて
非常に質の高いターンオーバーが実践できそうです。
文句なしの出来でした。


続いてザンブロッタ
守備面においては問題ありません。
でもこんなに大人しい選手じゃないでしょう。
まだまだチームへの遠慮が見られますね。
まあ後半は徐々に本性を現しだしていたのですぐに馴染むことでしょう。
こちらも問題なし。



昨季と違ってフィジカルコンディションもいいですから、
開幕ロケットスタートはバッチリ決まると思います。
この辺りも昨季の反省が活かされています。
レアルが遅れをとればシーズン中盤でリーガの行方が決まってしまうでしょうね。


さて、明日はそのレアルの第2節の試合が…


書ければいいなぁ。



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