クラシコ


こんばんは^^
前回あんなことを書いたくせにクラシコから一週間もたってしまいましたorz
ということで待ちに待ったクラシコです。
前節の戦いぶりでは圧倒的に
マドリー<バルサだったんですが、
CLによって面白みが増した感のあるクラシコ
それでも私の予想はバルサの勝利、もしくはドローでした。
しかし見事に期待を裏切る試合でしたね♪


まずはスタメンから。


マドリー


            ルート


  ロビーニョ     グティ     ラウール


        エメルソン  ディアラ


ロベカル                ラモス

       カンナバーロ  エルゲラ


           カシージャス



つづいてバルサ


           グジョンセン
  ロナウジーニョ           メッシ


         デコ    イニエスタ


            シャビ

シウビーニョ              ザンブロッタ

         プジョル  テュラム


            バルデス


はい、突っ込むべきポイントがありますね。
もちろんバルサの中盤です。
イカー、絶対舐めてたでしょ!?
クラシコでシャビをアンカーに置く布陣は完全に予想外でした。
格下相手でも最初はエジミウソンを置くのに
クラシコでいきなりこの攻撃的な布陣。
ここまでのマドリーの試合を見てこなかったんでしょうか。


そしてついに試合開始。
いきなりバルサが先制パンチとばかりに猛然とボール奪取したのを見て
予想通りの試合展開になるかな、と思いました。
しかししかし真の先制パンチを食らわせたのはマドリーでした。
中盤でボールを奪ったマドリーは左のロビーニョへ展開。
タメをつくったロビーニョは中央のスペースへ入ってきたグティへパス。
そしてグティはすぐさまワイドオープンになっていた右へ展開。
そこに走りこんできたラモスがクロス。
中央でフリーになっていたラウールがヘディングを難なく決めてマドリーが先制!


ここでも驚くべきポイントが2つありました。
まずは右からクロスをあげたラモス。
この試合は去年のリベンジのために
てっきりロナウジーニョに90分間張り付くと思っていました。
しかし蓋を開けてみればロナウジーニョの突破を恐れず駆け上がってクロス。
いいですね〜。こういう潔さは大好きです。


そしてもう一つはテュラム
なんでラウールをフリーにしてたんでしょうか。
クロスが上がった瞬間に完全にボールを追ってしまいましたね。
ベテランの彼らしくないミスでした。


いきなりプランを狂わされたバルサ
反撃に出ますが驚くほど攻撃のリズムが悪い。
マドリーが完全守備体制に入らなかったためですね。
まあ時間帯を考えれば当然ですが、
本来先制された後のバルサは残り時間を攻めるだけという展開になりがちです。
バレンシア戦もビルバオ戦もそうでした。
しかしマドリーはロビーニョを中心につねに攻撃で脅威を与え続けたため、
バルサは普段のリズムを失ってしまいます。


対してマドリーは中盤のドブレピボーテが存在感出しまくり。
次々とバルサのパスをストップさせます。
この2人を攻略した先には鬼と化したカンナバーロ
復活を遂げたエルゲラが待ち構えます。
なかなかシュートまで持ち込めないバルサはメッシの個人技に頼ります。
そして19歳の天才はこの期待に答えるプレーを披露します。
右サイドでロベカルカンナバーロの2人を抜き去り、
中央で待つグジョンセンへラストパス。
しかし蹴りこむだけのこのパスはまさかの枠外。
そ、そんなバカな…(´‐` ;)
続いて訪れたメッシの決定機も枠の外へ。


こんな苦しいときにチームを救うのがエースです。
そしてそのエースナンバーを背負う男はというと…。
まさに失望させられたという表現がぴったりのプレーを連発します。
ラモスのタイトなマークに仕事をさせてもらえなかった彼は
ポジションを中央や右に移します。
実況、解説はこれでリズムが生まれたとか言ってましたが、
私には逃げにしか見えませんせした。
彼が中央に逃げたことで左サイドの攻撃が死に、
中央に極端に偏った攻撃になってしまいました。
マドリーの中央には鉄壁のブロックが待ち構えているというのに。


それでもエリア付近までボールを運んでいけるのは地力でした。
しかしいい形でシュートを打たせてもらえないまま前半が終了。


後半、巻き返しを図るバルサ
ルートが絶望という名の追加点を叩き込みます。
カウンターから中央でボールを受けたグティが左に振ると見せて
右でフリーになっていたロビーニョへ展開。
そのままバイタルエリアまで持ち込んだロビーニョがルートへクロス。
飛び出してきたバルデスですが一歩届かず、
ルートが左足で無人のゴールへ突き刺します。
う、うれしいけど、複雑…(・_・;)


これでほぼ試合は決まりましたね。
反撃の出鼻を挫く最高の時間帯での追加点。
後半開始早々にしてバルサイレブンには敗北の二文字がよぎったことでしょう。
その後バルサはシステムを4−2−4にして捨て身の攻撃にでますが、
最後まで鉄壁の守備ブロックを崩すことができず、
そのまま大きな見せ場もなく試合は終了。


感想!
マドリー強かった!
ここまで気合の乗ったマドリーを見るのは
二年前のベルナベウ・クラシコ以来ですね。
新たな軍曹のもと見事1つにまとまっていましたね。
エルゲラグジョンセンを完封。
彼を凄いと思ったのは正直初めてのことです。
これだけの能力を持っているのに、なぜ今まで目立たなかったんでしょうか。
見直しました。
このプレーが維持できるようであれば、プジョルと共に
スペイン代表のCBコンビを組むことも十分可能でしょう。
それほどこの日の彼はパーフェクトでした。


カンナバーロもついに鬼の片鱗を見せ始めましたね。
ロベカルもいい出来でしたね。
彼の前はやはりジダンロビーニョのようなペネトレイト型の選手が1番いいですね。
なんで今までロビーニョを使わなかったんでしょうか。
この日の彼のオーバーラップは、回数こそ少なかったものの
往年の迫力は十分に伝わってきました。


対してセルヒオラモスですが、う〜ん微妙。
確かに先制点のアシストは素晴らしかったです。
その後もロナウジーニョを恐れることなく攻め上がりを見せていました。
しかしロナウジーニョが中央に逃げてからは
オーバーラップがなくなりましたね。
逃げてからの方がもっと思い切って攻めれたと思うんですが…。
まあ彼も守備面ではまったく問題なかったですね。


エメルソン・ディアラのセンターコンビは本当に強固。
この2人で何度基点を潰したかわかりません。
攻撃面の貢献は少ないですけどね。
カウンターを狙うには最適のコンビですね。



一方のバルサですが、まあロナウジーニョは最悪の出来。
中央に逃げて何をしたかと言えば
『審判さん、ファールとってください!』
と言わんばかりのダイブ連発。
まさに失望ですね。こんなプレーに終始するようなやつに
10番を背負う資格はありませんね。
私が監督なら前半終了を待たずにサビオラと交代させてましたね。


そしてデコもミスを連発。
この2人が不調なだけでも厳しいのにエトーまでいない。
となるともうメッシ以外になんとかできる人材がいませんね。
グジョンセンは動きが少なすぎますね。
前線に張ってることが多いんですが、それはバルサには合ってない。


守備の切りかえもチーム全体で遅すぎましたね。
それもまずいの一番にチェイシングを仕掛けるエトーがいないことが影響しています。
こうして考えてみると、ロナウジーニョやデコ、プジョルらは非常に重要な選手ですが、
1番代えのきかない存在はエトーだったことがよくわかります。
ラーションはなんでうまくいったんでしょうかね?
局面打開力ではグジョンセンと大差なかったと思うんですが。


それから攻撃も小細工が多すぎたと思います。
もっとシンプルな攻めも織り交ぜながらの方がゴールに近づけたと思います。
実際、陥落寸前までは追い込んでいたわけですから。
小技が多すぎたんですね。
時折メッシへロングボールを入れていましたが、もっとサイドチェンジを頻繁にするとか
大細工を取り入れたかったですね。


ということで今季最初のクラシコはマドリーが勝利。
いや〜、本当に強かったね。
ただ唯一ケチをつけるとすれば、ベルナベウでポゼッション35%ってところでしょうか。
カペッロなんだから仕方ないんですが、どうしても納得できない。


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