バレンシアvsビルバオ


はい、こんばんは。
もう久しぶりという言葉は使いません。
いつも久しぶりですからね。


リーガも2週間見れずでしたが、久しぶりに見ました。
あ、久しぶりって言っちゃった。


主力に怪我人が続出し、苦しい戦いの続くバレンシア
一方波に乗れず降格圏争いを続けるビルバオ
どちらにとっても勝ち点3のほしい試合です。


試合はサイドの2人を基点に攻めるバレンシアと、
カウンターを狙うビルバオという構図で進みます。
バレンシアの両サイド、左のシルバと右のホアキンは良かったですね。
柔らかいボール捌きでDFを翻弄するシルバと
鋭い突破でDFを切り裂くホアキン
タイプの違う両者が別々のリズムを生み出すことで
ビルバオも対応が難しかったと思います。
しかし中盤からのビルドアップがなかなかうまくいきませんでしたね。
急造コンビがいい展開を見せることができず、両サイドに振るだけ。
センターの2人から2トップにボールが渡ることが極端に少なかったですね。
サイドバックのタイミングのいい攻め上がりもあって押し込んでいましたが、
なかなかシュートまで持ち込めない展開が続きました。


一方のビルバオはカウンターでまずジェステに預け、
彼がタメをつくり、追い越した選手を使うという戦法。
バレンシアがジェステからなかなかボールを奪えず、
イライラしてファールを犯して得たFKやCKのセットプレイ中心に攻めます。
この日のジェステのキックはスピード・精度共に高く、
バレンシアも手を焼いていましたね。


しかし両チーム決めきれないまま前半終了かと思った44分。
DF2人を引き連れたホアキンがオーバーラップしてきたミゲルへパス。
グラウンダーのクロスはDFに当たってコースが変わり、
エリア内フリーのモリエンテスの足元へ。
ダイレクトで放ったシュートは見事枠ギリギリを捉え、バレンシアが先制します。


このままバレンシアペースかと思われた後半ですが、一転。
両サイドの基点ががっちりマークされ、攻撃の歯車が徐々に悪くなっていきます。
ビジャは飛び出しのタイミングが計れず何度もオフサイドに引っかかり、
モリエンテスはゲームから消えていきます。
それでもクロスまでは進めていたんですが、そのクロスは低め一辺倒。
ビジャに合わせるものばかりでした。
何故モリエンテスの高さで勝負しなかったんでしょうかね?
スピードと高さを織り交ぜてクロスを上げれば崩せたかもしれないのに。


しかしビルバオもジェステ、オルバイスが前を向かせてもらえず、
こちらも攻撃が手詰まりに。
ここでビルバオエチェベリアジョレンテを投入。
ウルサイス、ジョレンテのツインタワー+サイド職人に賭けます。
そして最後の最後にバレンシアが一瞬気を抜いてしまいます。
終了間際のロスタイム。
それまでボールの出所であるオルバイスへのプレスを欠かさなかったバレンシアですが、
何故かこのときは完全に放置。
前を向いてルックアップ。更に手で指示を出してもそのまま放置。
そのロングボールを高さで勝るウルサイスが落とし、
サイドでボールを受けたエチェベリアがうまくコースを作ってクロス。
そこにもう1人のタワー、ジョレンテが飛び込み同点ゴール。
監督の采配ズバリですね。


このまま試合は終了。
バレンシア痛すぎるドロー。トップ集団の背中が遠のいていきます。
逆にビルバオはアウェーで強豪相手に貴重な勝ち点1。
まあ内容的にもドローが妥当という感じでしたね。
バレンシアはこれで首位との勝ち点差が6に広がりました。
怪我人が戻ってくるまでなんとか踏ん張りたいところですね。
逆にここでズルズルいってしまうようだと
リーグ中盤で目標をCL圏確保に変更しなければならないかもしれませんね。



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